2017年12月
ウエアラブルセンサーを用いた生活習慣調査の課題と展望~小学生6名を対象にしたパイロットスタディの報告~
地域環境保健福祉研究
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回数 : 76
- 巻
- 20
- 号
- 1
- 開始ページ
- 53
- 終了ページ
- 60
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 香川環境保健福祉学会
子どもの生活習慣の乱れは心身に悪影響を及ぼし、友人関係や学業に支障がでることが知られている。そのため、子どもの生活習慣を正確に把握し、介入することは重要である。本研究はパイロットスタディとして行われたもので、ウエアラブルセンサー(以下、センサー)を用いた小学生の生活習慣把握の実施可能性、および行動記録を含めたデータ収集の課題を明らかにすることを目的とした。対象は小学2〜6年までの6名とその保護者で、子どもに1週間センサーを装着させ、歩数や睡眠時間を計測した。同時に行動記録表を用いて、登下校や習い事、ゲームやテレビを観た時間などを記録させた。自記式アンケートは保護者と子どもに行った。結果は1週間分の睡眠時間、歩数、行動記録のいずれも9割以上のデータを収集することができ、センサーを用いた小学生の生活習慣把握は可能であることが示唆された。データ収集の課題としては、膨大なデータの入力方法とデータマネージメントの方法である。今後の課題としては調査フィールドの確保のために、保護者、教育機関、研究機関の協力体制の整備があげられる。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1343-9286
- 医中誌Web ID : 2018172099