MISC

2009年12月

移植腎生検後腎血腫によって急性腎不全におちいった2症例

腎移植・血管外科
  • 中川 由紀
  • ,
  • 田崎 正行
  • ,
  • 斎藤 和英
  • ,
  • 高橋 公太

21
1
開始ページ
28
終了ページ
33
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
腎移植・血管外科研究会

移植腎の管理をするためには、移植腎生検は簡便で安全な検査であるが、時として腎出血、腎血腫など重大な合併症を発症する恐れがある。今回我々は、移植腎生検後腎血腫を併発し、それによって急性腎不全におちいった2症例を経験した。移植腎生検によって発症した血腫は、その容量が小さくても腎被膜下や筋膜内において、移植腎を圧迫し腎血流が低下すると急性腎不全を併発してしまう。出血が増大してこない場合は保存的に経過をみて血腫が吸収されるのをまったほうがよい場合と、早期に止血、血腫除去術をするほうがよい場合とある。判断に難渋した場合、どのようにして治療方針を立てるべきか、文献的考察をまじえて報告する。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2009&ichushi_jid=J02752&link_issn=&doc_id=20100212220005&doc_link_id=%2Fdl9renal%2F2009%2F002101%2F006%2F0028-0033%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fdl9renal%2F2009%2F002101%2F006%2F0028-0033%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0915-9118
  • 医中誌Web ID : 2010109051

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