MISC

2001年3月

溶液燃料過渡臨界事故時における放射性希ガスの放出挙動の検討(受託研究)

JAERI-Research 2001-027
  • 阿部 仁
  • ,
  • 田代 信介
  • ,
  • 小池 忠雄
  • ,
  • 岡川 誠吾
  • ,
  • 内山 軍蔵

開始ページ
20
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaeri-research-2001-027

溶液燃料過渡臨界事故時における放射性物質の施設内への閉じ込め効果を検討するため、NUCEFのTRACYを用いて、溶液燃料臨界事故時放射性物質閉じ込め試験を実施している。放射性希ガス核種は高い揮発性を有するため、ほかの非揮発性核種と比べると施設外へ放出されやすく、公衆の被曝線量評価の観点からは放射性希ガス核種の放出挙動に関する定量的なデータが重要となる。そこで放射性希ガスとして$^{140}$Xeに着目し、気相への放出係数を考慮した評価モデルを用いることで、気相への放出割合を評価した。また、逆炉周期と放出係数との間に相関関係を見いだすことができ相関式を導出した。さらに、二重境膜説をもとに放出係数と放射線分解ガス気泡径の関係を検討し、その結果を用いて、逆炉周期と気液接触面積との定性的な相関関係を示すことができた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaeri-research-2001-027
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?11774
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaeri-research-2001-027

エクスポート
BibTeX RIS