共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2015年3月

頚部干渉波電気刺激の嚥下機能改善効果の検討

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
25560271
体系的課題番号
JP25560271
配分額
(総額)
3,770,000円
(直接経費)
2,900,000円
(間接経費)
870,000円

頚部干渉波刺激は健常者において嚥下回数を増加させる。本研究では、干渉波刺激が嚥下障害患者の嚥下機能を改善するか検討した。軽度~中等度の嚥下障害があり、明らかな認知障害を認めない12名の被検者に干渉波刺激を15分間行った。嚥下造影検査(VF)を刺激前、刺激中、および刺激終了10分後に行った。刺激中、舌骨の挙上開始から安静時に復帰するまでの時間は13例全例で短縮(刺激前1.37±0.31 s、刺激後1.16±0.29 s、p<0.001)した。嚥下反射の惹起が遅延している患者3例ではいずれも反射惹起の改善を認めた。干渉波刺激は嚥下障害の治療への応用の可能性が示された。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25560271/25560271seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25560271
ID情報
  • 課題番号 : 25560271
  • 体系的課題番号 : JP25560271