2009年4月 - 2013年3月
腫瘍ムチンとしてのエピグリカニン/Muc21の免疫抑制能の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
マウス/ヒトエピグリカニンMUC21を強制発現させた細胞の生物学的及び免疫学的な挙動を解析し、グリコフォームの影響を精査した。マウスMuc21を発現した細胞は、培養容器や細胞外マトリックス分子に対する接着性が低く、Muc21 が細胞表面のインテグリンの機能を低下させたことが示唆された。トランスフェクタントは細胞傷害性に対する感受性が低く、このムチンを発現する細胞が免疫監視を逃れる機構を説明する。アポトーシス耐性などの性質はヒトMUC21のトランスフェクタントでもみられた。
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- 課題番号 : 21390018
- 体系的課題番号 : JP21390018