2018年1月
ImPACTプロジェクトにおけるJ-PARCでの中性子捕獲反応断面積研究
JAEA-Conf 2017-001
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- 開始ページ
- 15
- 終了ページ
- 22
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11484/jaea-conf-2017-001
高レベル放射性廃棄物にかかわる環境負荷低減技術の基礎データとして、長寿命放射性核種の中性子核データが求められている。革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)が平成26年10月より開始された。その事業の中の「核反応データ取得(Project 2)」で、原子力機構のプロジェクト研究として"J-PARC/MLF/ANNRIにおける中性子捕獲反応断面積測定研究"を開始した。本プロジェクト研究では、高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核分裂生成核種(LLFP)のうち、$^{135}$Cs(半減期230万年)を選定し、中性子捕獲反応断面積を測定する。$^{135}$Csを測定する際には、試料中に化学的に分離できない$^{137}$Csが不純物として混在する可能性があり、$^{135}$Csのデータを精度よく測定するためには、不純物である$^{137}$Csの寄与を分ける必要がある。このために、併せて$^{137}$Cs等の同位体核種の中性子捕獲断面積データも測定する。また、試料の入手が困難なLLFP核種のうち$^{79}$Seについて、試料整備の可能性検討を行う。本発表では、ImPACT事業における本プロジェクト研究の開発計画の概要について、研究の目的、過去の報告データの現状、全体スケジュールと進捗などと併せて、現時点で得られている成果について発表する。
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- DOI : 10.11484/jaea-conf-2017-001