2019年4月 - 2022年3月
細胞pH摂動現象と電界効果トランジスタを用いた高感度生体バリア評価法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
細胞膜や上皮タイトジャンクションといった生体内に存在するバリア性の評価は、生理学的機能や、医用工学ナノ材料開発など、重要な研究対象である。しかし、既存法は問題点が多く、実用に耐えうるものではない。既存の膜障害性アッセイや上皮TJ評価の問題点である非侵襲・リアルタイム・多並列化・感度・時間分解能の問題を一挙に解決する技術が求められる。本研究では、近年、我々が開発した細胞pH摂動法を用いて、細胞膜および上皮TJといった生体バリア性を従来法では達成不可能な感度と選択性で評価できる新規手法の開発に成功した。今後、生命現象の解明といった基礎学問と産業応用双方での波及効果が期待される。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K12776
- 体系的課題番号 : JP19K12776