MISC

2014年7月

ZnsS/$^{10}$B$_{2}$O$_{3}$セラミックシンチレータ検出器を用いたPu非破壊測定システムの開発とデモンストレーション

Proceedings of INMM 55th Annual Meeting (Internet)
  • 中村 仁宣
  • ,
  • 大図 章
  • ,
  • 小林 希望*
  • ,
  • 向 泰宣
  • ,
  • 坂佐井 馨
  • ,
  • 中村 龍也
  • ,
  • 曽山 和彦
  • ,
  • 呉田 昌俊
  • ,
  • 栗田 勉
  • ,
  • 瀬谷 道夫

開始ページ
9
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

計量管理及び保障措置に用いられているHe-3型中性子検出器の代替技術を開発するため、ZnS/$^{10}$B$_{2}$O$_{3}$セラミックシンチレータを用いた中性子検出器(Pu非破壊測定システム)の開発プロジェクトを日本国政府の支援のもと進めている。代替システム(ASAS:代替サンプル測定システム)の設計は基本的に従前からプルトニウムの測定に用いられているINVS(在庫サンプル測定装置)を参考にした。INVSはサンプル瓶に採取されたMOX粉末またはPu溶液中のPu量を測定する装置であり、18本のHe-3中性子検出器(検出効率約42\%)を有している。ASAS検出器の開発(製作)後、その技術や性能を確立するために、原子力機構はデモンストレーションを2015年の早々に計画しており、サンプルの位置再現性の確認、検出器パラメータの最適化、計数の統計ばらつき、温度変化や$\gamma$線の線量率の変化に対する安定性及び代替He-3技術の有効性に係る指標(FOM)の評価をチェックソースやMOX粉末を利用して行う予定である。さらに、INVSとASASの性能比較試験も実施する計画である。本論文は、MCNP遮蔽計算コードによる研究成果、ASASの設計図及び性能や技術を証明するためのデモンストレーション計画についてまとめたものである。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5046681

エクスポート
BibTeX RIS