MISC

2012年10月

ZnSセラミックシンチレータを使ったPu-NDAシステムのデモンストレーション計画

核物質管理学会(INMM)日本支部第33回年次大会論文集(インターネット)
  • 中村 仁宣
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  • 呉田 昌俊
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  • 大図 章
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  • 曽山 和彦
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  • 中村 龍也
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  • 向 泰宣
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  • 瀬谷 道夫

開始ページ
8
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別

保障措置機器としての$^{3}$He型中性子検出器の代替技術を確立するため、文部科学省核セキュリティ強化等推進事業の1つとして、ZnSセラミックシンチレータを用いた新しい中性子検出器(Pu NDA)開発の研究開発プロジェクトを開始した。検出器設計はプルトニウム転換技術開発施設(PCDF)に設置してあるMOX貯蔵容器中のPu量測定システム(PCAS、$^{3}$He検出管22本)を参考にする。原子力機構ではPu NDAシステム製作後の技術や性能を確認するため、2段階のデモンストレーションを計画している。2013年の6月頃に実施する第1段階では、垂直軸方向の感度分布平坦性、検出器パラメータの設定及び基本的な性能比較試験をCfソース又はMOX粉末を用いて実施する。その後、検出器に修正を加え、2013年12月頃に行う第2段階では、既設のPCASと新しいPu NDA間の性能比較試験として、Pu量と計測のばらつきの相互確認を実施する。これらの試験を通じ、新しいPu NDAの良好な性能が証明され、$^{3}$He型中性子検出器の代替技術が確立されるものと期待する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5038503

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