MISC

2013年

山古志村民俗資料館荷付鞍(ウシノタグラ)の形から読み取れるもの

日本デザイン学会研究発表大会概要集
  • 久保 光徳
  • ,
  • 北村 有希子
  • ,
  • 田内 隆利
  • ,
  • 寺内 文雄
  • ,
  • 境野 広志

60
開始ページ
65
終了ページ
65
DOI
10.11247/jssd.60.0_65
出版者・発行元
日本デザイン学会

新潟県山古志村に保存されている牛鞍(ウシノタグラ)の形態を意匠形態学的視点において検討した。まず,ウシノタグラを構成する個々の材料や構造・機構を形態要素として抽出し,その要素間の影響関係をDEMATEL法に従って構造化した。その結果,このウシノタグラの基本的な特性は構造的な柔軟性であることが明らかとなった。また,このウシノタグラの形状は三次元デジタイザにより測定され,その柔軟性に関連するアーチ形状の構造特性,応力分布の様子がシミュレートされた。その結果,このウシノタグラが,人の手によって直感的もしくは経験的に生み出されてきたにもかかわらず最適設計形状の一つであることが示唆された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11247/jssd.60.0_65
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005454079
ID情報
  • DOI : 10.11247/jssd.60.0_65
  • CiNii Articles ID : 130005454079

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