2009年
食への関心を持たせる学校給食食器
日本デザイン学会研究発表大会概要集
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- 巻
- 56
- 号
- 0
- 開始ページ
- P37
- 終了ページ
- P37
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11247/jssd.56.0.P37.0
- 出版者・発行元
- 日本デザイン学会
児童が手に触れる食器は単に食べ物を盛る道具というだけでなく、食欲や食に対する意識を変えるきっかけになるものと考えられる。その一方で食事に適した食器を使うことができない現実がある。そこで本研究では、食への関心を持たせることを目的とする学校給食用食器の提案を行う。学校給食の現状について文献調査と現場の栄養士への聞き取り調査を行い、給食における問題点と給食用食器に必要な要素を抽出した。これにより、食器自体の改善とともに食器の使用方法を考える必要性が示唆された。そこで日本食を基本とし、飯碗、汁碗、箸を用い食が豊かにならないかと考えた。次にどのような食器が好まれるのかを明確にするため、児童17名を対象に実験を行った。検証の結果、重要な要素は「深さのある碗はおいしそうに感じられない」「持ちやすさが好きな碗を決める大きな要素のひとつ」であること明らかになった。その後試作モデルを使用し児童の手の寸法に合った碗の大きさを明らかとした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11247/jssd.56.0.P37.0
- CiNii Articles ID : 130005022857