MISC

2019年

食品重量推測における手ばかり目ばかりの効果

日本調理科学会大会研究発表要旨集
  • 間宮 貴代子
  • ,
  • 小出 あつみ
  • ,
  • 松本 貴志子
  • ,
  • 阪野 朋子
  • ,
  • 山内 知子

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開始ページ
172
終了ページ
172
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11402/ajscs.31.0_172
出版者・発行元
日本調理科学会

<p>【目的】食品の重量を的確に推測する技能は,献立作成や食事調査,栄養指導などの場において欠かせないものである。そこで,毎回の調理学実習中に行う手ばかり目ばかりが,食品重量の推測技能に有効であるかについて検討をおこなった。</p><p>【方法】調査方法は,調理学実習の各回で手ばかり目ばかりを計14回実施した。第1回,7回,14回は,同じ7食品で行い,この3回以外は,実習テキストに記載した様々な食品で実施した。誤差率の計算式は,「誤差率(%)=(推測重量(g)−実測重量(g))/実測重量(g)×100)」である。3回の7食品の誤差率のデーターは,エクセルで集計した。有意差の検定は,t検定およびχ2検定(m×n分割表)で行い,統計的有意水準を5%以下で示した。</p><p>【結果および考察】7食品の手ばかり目ばかりの誤差率値の平均は,第1回が43%,第7回が37%,第14回が28%で実施回数が増えるに伴い有意(p<0.05)に減少した。各食品の誤差率の比較では,第1回ではそうめんとほうれん草の誤差率の平均値が50%以上と,他の食品と比べて高い値を示しが,第14回では40%以下と他の食品と同様に差が減少した。対象者は手ばかり目ばかりおよび食品重量の推測とはかりでの実測を繰り返し行うことで,推測値が実測値に近づいたと考えられた。食品の重量の推測値を,実測値の±10%以下の「正解」群,少なく推測した「少なめ」群,多く推測した「多め」群の3群に分類した時,14回目は,1回目よりすべての食品で「正解」群が有意(p<0.05)に多かった。このことより,調理学実習の授業の中で手ばかり目ばかりを繰り返し行うことは,食品の概量や食品重量感覚の習得に有効であることが示された。</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11402/ajscs.31.0_172
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007695684

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