2016年
携行型蛍光X線分析を利用した黒部川連携排砂による河口海浜砂の評価
水文・水資源学会研究発表会要旨集
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- 巻
- 29
- 号
- 0
- 開始ページ
- 89
- 終了ページ
- 89
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11520/jshwr.29.0_89
- 出版者・発行元
- 水文・水資源学会
本研究の目的は,携行型蛍光X線分析を利用して,平成24,25,26年に実施された宇奈月湖内のボーリングコアと黒部川河口左岸の表層海浜砂の元素組成を比較検討して,海浜砂の評価を行うことである.結果として,階層クラスター分析の結果から,河川試料についてはクラスター2,3,4,5に分類され,底泥試料については全てクラスター1に分類された.海浜砂の拡大図から,クラスター1に分類された試料は37 %,クラスター2は21 %,クラスター3は16 %,クラスター4は7 %,クラスター5は20 %であった.海浜砂の回復は,宇奈月ダムにて行われる連携排砂による影響であると考られる.また,海浜砂とボーリングコアサンプルの関係として,表層土質17サンプルについては,相関係数0.91~0.99と非常に類似した傾向が得られた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11520/jshwr.29.0_89
- CiNii Articles ID : 130005176199
- identifiers.cinii_nr_id : 9000345211571