MISC

1999年3月5日

「不正アクセス」対策法制の意義

情報処理学会研究報告. CSEC, [コンピュータセキュリティ]
  • 石井 徹哉

99
24
開始ページ
37
終了ページ
42
記述言語
日本語
掲載種別
研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
出版者・発行元
一般社団法人情報処理学会

警察庁および郵政省は「不正アクセス」を禁止・処罰する素案を提示し、今国会において法案を提出する予定である。しかし、そこで問題とされるサーバへの「不正アクセス」行為はその内容が不明確であり、その規制は実質的な処罰根拠を欠くうえ、規制効果の点でも問題がある。むしろ個人の情報コントロール権に基づく情報セキュリティの侵害、情報のインテグリティの侵害として無権限アクセスを位置づけ、データに対する無権限アクセスの規制および処罰が必要であり、それが情報処理の信頼性の確保につながるものといえる。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002675454
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11235941
ID情報
  • ISSN : 0919-6072
  • CiNii Articles ID : 110002675454
  • CiNii Books ID : AA11235941

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