2005年3月
雪印乳業における組織風土の変容と企業倫理
東海学園大学研究紀要 経営・経済学研究編
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- 巻
- 10号
- 号
- 10
- 開始ページ
- 113
- 終了ページ
- 136
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 東海学園大学
本研究は企業倫理に影響を与える組織風土の変遷について、歴史的視点から考察するものである。具体的には、雪印乳業・雪印乳業グループの事例をとり上げ、企業の長期的な変遷および環境要因の変遷を分析し、企業倫理がいかなる要因に影響を受け、形成・変容していくのかを議論している。考察の結果、本事例の場合、意図しない組織風土の変化が発生し、その後のCI導入による組織風土の変化の固定化と業績悪化によるリストラが不祥事発生の背景にあることが推察された。そのような組織風土の固定化を防ぐには絶えず、自らの組織風上を省察する組織学習が必要であることを示唆した。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1349-1601
- J-Global ID : 200902242044927590
- CiNii Articles ID : 110004496910
- CiNii Books ID : AA11896400