2021年4月 - 2025年3月
反共有地の悲劇を回避する資源共有制度の動学的マクロ経済分析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
本研究は、協力微分ゲームのR&D内生成長モデルを構築し、特許(技術)などのセルフガバナンスを利害関係者が行うような均衡が生じうるかを分析することが大きな目標である。これまでは非協力ゲームを用いた研究が中心であったため、協力ゲームに関する知識や技術が不足している。このため、今年度は協力ゲーム理論の文献調査およびモデルを扱えるようにするための準備を目標の一つとした。また、並行してR&Dに関する内生成長モデルの研究論文の改訂作業を行うことももう一つの目標とした。
一つ目の目標について、パテントプールを扱った協力ゲームの研究論文を読み、その問題意識や非協力ゲームを用いた分析などとどのような点で分析が同じで、どのような点が異なっているのか、また、どのようなモデルを用いているかなどを調査した。加えて、協力ゲームに関するテキストを読み、モデルを扱うことに関する知見を広げることを行った。慣れない分野であるので、これらの文献を読み込むのにやや時間を要している。
二つ目の目標について、これまで行った研究発表や論文投稿の際に受け取ったアドバイスを基に改訂作業を行っている。具体的には、追加のモデル分析を行い、すでに得られている基本的な分析結果とどのような点で異なるのかを分析している。現在、計算作業を行っている。追加計算では計算式がより複雑になるため、計算や分析を行うことに時間を要しているが、次年度には改訂作業を終え、ワーキングペーパーの形にまとめ論文の投稿を行う予定である。
一つ目の目標について、パテントプールを扱った協力ゲームの研究論文を読み、その問題意識や非協力ゲームを用いた分析などとどのような点で分析が同じで、どのような点が異なっているのか、また、どのようなモデルを用いているかなどを調査した。加えて、協力ゲームに関するテキストを読み、モデルを扱うことに関する知見を広げることを行った。慣れない分野であるので、これらの文献を読み込むのにやや時間を要している。
二つ目の目標について、これまで行った研究発表や論文投稿の際に受け取ったアドバイスを基に改訂作業を行っている。具体的には、追加のモデル分析を行い、すでに得られている基本的な分析結果とどのような点で異なるのかを分析している。現在、計算作業を行っている。追加計算では計算式がより複雑になるため、計算や分析を行うことに時間を要しているが、次年度には改訂作業を終え、ワーキングペーパーの形にまとめ論文の投稿を行う予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K13306
- 体系的課題番号 : JP21K13306