MISC

2000年1月

閉眼過敏及び図形過敏反応出現時の鳥距溝動脈血流速度

臨床脳波
  • 眞田 敏
  • ,
  • 大守 伊織
  • ,
  • 太田 穂高
  • ,
  • 寺崎 智行

42
1
開始ページ
61
終了ページ
64
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)永井書店

症例1:12歳4ヵ月女児,5回の閉眼賦活による過敏反応出現後の鳥距溝血流速度は4秒から16秒後に平均-18.8%の最低値に達し,その後やや上昇したが,4回は減少した状態が持続した.又,脳波上の突発反応が出現しなかった場合でも,ほぼ同じ時間経過で平均-13.8%の血流減少がみられた.症例2:1歳10ヵ月男児,縞模様賦活による図形過敏反応出現後2回の平均で4〜16秒後に-24%の減少を示し,1回は28秒後まで測定し元のレベルに回復した.これらの結果と以前に行った光過敏性症例の結果とを合わせて考えると,癲癇の発作は様々でもいずれも後頭葉機能に一過性の抑制が起こると推定される

ID情報
  • ISSN : 0485-1447
  • 医中誌Web ID : 2000180110

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