基本情報

所属
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 新産業開拓研究領域 生体物質機能利用技術開発ユニット 主席研究員

J-GLOBAL ID
201601014910849918
researchmap会員ID
B000262279

昆虫のリグノセルロース消化機能全般を研究

20世紀の終わりごろに(1997~1998年)ヤマトシロアリの唾液腺セルラーゼを精製し,その遺伝子をクローニングしました(H. Watanabe et al., A cellulase gene of termite origin. Nature 394(6691):330-1 · August 1998)。これは進化起源のことなる根こぶ線虫のセルラーゼとならび高等動物初のセルラーゼ遺伝子でした。この研究成果を出発点として様々な昆虫由来セルラーゼをクローニングし,バイオマス分野での活用を狙った研究を続けています。
現在ではシロアリ唾液腺セルラーゼが大腸菌で自由に生産できます。この大リコンビナントシロアリセルラーゼを中心に様々な昆虫および共生微生物・原生生物由来リグノセルロース分解酵素・糖質分解酵素の組合わせによる実験を行っています。
今後,酵素を天然素材に固定化し繰り返し利用する技術を開発してゆきます。

渡辺裕文の論文リスト・論文ダウンロードは
https://www.researchgate.net/profile/Hirofumi_Watanabe2
からどうぞ。

渡辺裕文の昆虫セルラーゼについての研究については
下記をご参照ください。
Watanabe, H (Watanabe, Hirofumi), Tokuda, G (Tokuda, Gaku)(2010)
Cellulolytic Systems in Insects
Annual Review of Entomology
巻: 55 ページ: 609-632
DOI: 10.1146/annurev-ento-112408-085319
http://www.annualreviews.org/eprint/ScssJDtEXvkmnug2AzKK/full/10.1146/annurev-ento-112408-085319

論文

  45

MISC

  59

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3

産業財産権

  2