2016年11月
【慢性炎症性疾患の新たな展開】 慢性炎症と疾患 慢性炎症とウイルス持続感染
最新医学
- 巻
- 71
- 号
- 11月増刊
- 開始ページ
- 2344
- 終了ページ
- 2350
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)最新医学社
慢性炎症を惹起するさまざまな因子の1つとして,病原体感染が挙げられる.特にウイルス感染は拡大性,感染期間など,さまざまな感染様式により多様な疾患をもたらす.持続感染性ヒトウイルスである"ヘルペスウイルス"属のエプスタイン・バー(EB)ウイルスの関連疾患として,全身性エリテマトーデス(SLE),ウイルス関連血球貪食症候群(VAHS)といった自己免疫疾患,およびバーキットリンパ腫,ホジキンリンパ腫などのがん疾患が知られている.本稿では,EBウイルスによる自己免疫疾患,がん発症機構について,基礎的実験的事実を踏まえて概説する.(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0370-8241
- 医中誌Web ID : 2017112784