2016年4月 - 2018年3月
犬脂肪由来幹細胞が肝星細胞を中心とした肝細胞癌の腫瘍微小環境に与える効果の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
今回の研究から、犬の脂肪由来幹細胞(ASCs)は肝星細胞(HSC)の活性化や増殖を促進することが明らかとなった。また、ASCsの培養上清のみを添加した環境下においても同様の変化がみられたことから、ASCsの分泌する液性因子がHSCの変化を誘引していると考えられた。また、犬肝細胞癌細胞の増殖能や浸潤能も犬ASCsの液性因子によってup-regulateするだけでなく、腫瘍形成にかかわる因子の発現量にも増加がみられたことから、犬ASCsは肝細胞癌の増殖や浸潤を促進することが示唆された。
本研究の結果より、犬ASCsは肝細胞癌の微小環境も含めて、腫瘍形成を促進すると考えられる。
本研究の結果より、犬ASCsは肝細胞癌の微小環境も含めて、腫瘍形成を促進すると考えられる。
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- 課題番号 : 16K18808
- 体系的番号 : JP16K18808