
赤坂 徹
AKASKA TETSU
更新日: 2022/09/24
基本情報
- 所属
- 神奈川歯科大学 全身管理医歯学講座 障害者歯科 講師
- 学位
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歯学博士(北海道医療大学)
- J-GLOBAL ID
- 201901012942415358
- researchmap会員ID
- B000381163
ケモカインCXCL14(BRAK)は癌の治療,予防に有望な分子であり、我々はがんに対して副作用のない治療法の開発を目的として,身体に存在する細胞外で働くがん抑制分子を探索し,白血球の遊走に関与すると考えられていたケモカインファミリーのCXCL14が移植がんの増殖を抑制する分子であることを見いだした.一方で、CXCL14は脳に一番多く発現しており、その機能に非常に興味を持っていたが、CXCL14の遺伝子を不活性化したノックアウト(KO)マウスの繁殖過程で得られるKOマウスの仔が非常に少なく、この原因として摂食嚥下機能障害が生じている可能性が考えられた。これまで、生体のケモカインやタンパクが直接、摂食嚥下機能に影響を与えた報告は非常に少なく、CXCL14の摂食嚥下機能に与える影響が解明されれば摂食嚥下(哺乳)障害の新たな診断法と治療法が開発される可能性が考えられる。このようにCXCL14は将来,ヒトの種々のがんの治療や,予防に利用できるのみならず、摂食嚥下障害の治療や予防にもはたらく有望な分子と考えられる.
経歴
5-
2019年4月 - 現在
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2005年4月 - 2019年3月
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2001年10月 - 2005年3月
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1998年10月 - 2001年9月
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1995年4月 - 1998年9月
学歴
1-
1989年4月 - 2005年3月
論文
13-
International journal of molecular sciences 20(8) 2019年4月 査読有り
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Journal of Oral Biosciences 58(1) 16-22 2016年 査読有り
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Scientific Report 5(9083) 2015年3月 査読有り
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神奈川歯学 50 22-27 2015年 査読有り
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日本医用歯科機器学会誌 117(1) 33-36 2012年 査読有り
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障害者歯科 33(1) 47-55 2012年 査読有り
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障害者歯科 32(2) 133-139 2011年 査読有り
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小児歯科学雑誌 48(1) 40-47 2010年 査読有り
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小児歯科学雑誌 44(4) 518-525 2006年 査読有り
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歯科薬物療法 24(1) 13-19 2005年 査読有り
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Journal of Oral Bioscience 46(1) 47-58 2004年 査読有り
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小児口腔外科 113(2) 1-7 2003年 査読有り
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東日本歯学雑誌 18(2) 363-370 1999年 査読有り
所属学協会
3共同研究・競争的資金等の研究課題
4-
日本学術振興会 科学研究費: 基盤研究B 2013年4月 - 2017年3月
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日本学術振興会 科学研究費:挑戦的萌芽研究 2011年4月 - 2013年3月
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日本学術振興会 科学研究費:若手研究(B) 2005年4月 - 2006年3月
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日本学術振興会 科学研究費:萌芽研究 2003年4月 - 2004年3月