2011年12月13日
原子磁気センサを用いた生体熱雑音磁場計測の理論的検討
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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- 巻
- 111
- 号
- 367
- 開始ページ
- 17
- 終了ページ
- 22
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
近年,原子磁気センサの生体磁気計測やMRIシステムへの応用が注目されている.しかし,原子磁気センサで計測される生体熱雑音の正確な見積もりは未だ成されていない.従来の生体熱雑音を計算する手法は,センサとなるピックアップコイルに直列に接続された生体と等価な抵抗体を考慮するもので,原子磁気センサに直接適用できるものではない.今回,生体を微小体積に分割し,それぞれに配置した,熱エネルギーによる電流を表すランダム電流素がセンサ部に生じさせる磁束密度の分散を計算することで生体熱雑音の大きさを見積もる新たな手法を提案した.まず,ピックアップコイルをセンサとした系を用いて従来法と本手法を比較し,本手法の妥当性を検証した.さらに,原子磁気センサをセンサとする系に本手法を適用し,実頭部モデルより生じる生体熱雑音の大きさを見積もった.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009466786
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN1001320X
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009466786
- CiNii Books ID : AN1001320X
- identifiers.cinii_nr_id : 1000040175336