2017年11月11日
Thermal Plasma Processing for Lithium Ion Battery Application
The 4th International Symposium on Hybrid Materials and Processing
- 開催年月日
- 2017年11月5日 - 2017年11月8日
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 開催地
- Busan
- 国・地域
- 大韓民国
リチウムイオン電池には,高容量化と高出力化による航続距離と充電速度に対する高性能化が求められており,負極材料としては,グラファイトの10倍以上の理論容量を有していることからシリコンが期待されているが,シリコンの使用に関連する課題として充放電時の体積変化の問題がある。この課題を解決するアプローチとして,熱プラズマによるアモルファスシリコンやカーボン被覆シリコンナノ粒子の合成が期待されている。一方,正極材料は高エネルギー密度,良好なサイクル特性,安全性,低コストなどが要求課題となっており,正極材料をナノ粒子化することで比表面積が増大することから反応速度の向上が見込まれ,この分野でも熱プラズマによる正極材料ナノ粒子の合成が期待されている。本論文ではではリチウムイオン電池の現状と将来展望をはじめとし,熱プラズマによるナノ粒子合成の特徴を議論し,今後のリチウムイオン電池の材料開発における熱プラズマの役割を議論した。