2015年4月 - 2018年3月
走査プローブ顕微鏡による空間反転対称性の破れた表面超伝導体の特異な物性解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(A) 若手研究(A)
- 課題番号
- 15H05453
- 体系的課題番号
- JP15H05453
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 23,790,000円
- (直接経費)
- 18,300,000円
- (間接経費)
- 5,490,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究ではSrTiO3(001)基板(STO)の表面超構造と、その上に成長させた単一ユニットセルFeSeの超伝導特性の関係を走査トンネル顕微鏡/分光測定を用いて調べた。反射高速電子回折観察を行いながらSTO基板の加熱温度を変化させることで、STOの表面超構造を2×1と√2×√2に作り分けることに成功した。さらにこの表面超構造が、上に成長させたFeSeを介して観察できることがわかり、超伝導ギャップの大きさが超構造に依存している( 2×1 上では10-15 meVで、√2×√2では15-17.5 meV)ことを世界で初めて観測した。この起源はSTO基板の終端面に関連していると思われる。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 15H05453
- 体系的課題番号 : JP15H05453