論文

査読有り
2020年3月

2型糖尿病患者のセルフケア行動自己評価質問票の作成

看護実践学会誌
  • 浅田 優也
  • ,
  • 稲垣 美智子
  • ,
  • 多崎 恵子
  • ,
  • 堀口 智美

32
2
開始ページ
44
終了ページ
51
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
看護実践学会

【目的】本研究の目的は、自身のもっている知識を基に思考・判断した上で、実施したセルフケア行動について問うことのできる『2型糖尿病患者のセルフケア行動自己評価質問票』を作成し、その活用可能性を検証することである。【方法】質的に抽出された原案を基に質問票の精選を行った。2型糖尿病患者190名を対象に無記名自記式調査を実施し、本質問票の活用可能性の検証を行った。統計分析にはI-T相関分析およびSpearmanの順位相関係数を用いた。【結果】I-T相関係数について、基準とされる0.3を下回る項目はみられなかった。本研究にて作成した質問票と現在のHbA1cおよび半年間の平均のHbA1cとの間に負の相関関係がみられた(r=-0.159、-0.138)。最終的に7領域7項目から成る質問票が導き出された。【結論】『2型糖尿病患者のセルフケア行動自己評価質問票』における活用可能性を示すことができた。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1882-2428
  • 医中誌Web ID : 2020248250

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