論文

査読有り
2020年3月

総合病院における入院患者同士の交流の実態

看護実践学会誌
  • 宮崎 史帆
  • ,
  • 鈴木 健太
  • ,
  • 西田 安見
  • ,
  • 堀口 智美
  • ,
  • 稲垣 美智子
  • ,
  • 多崎 恵子

担当区分
責任著者
32
2
開始ページ
23
終了ページ
32
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
看護実践学会

本研究の目的は、総合病院の入院患者を対象に、自記式質問紙を用いて疾患を問わない入院患者同士の交流の実態を明らかにすることである。502名中376名から回答を得(回収率74.9%)、そのうち有効回答数は357名(有効回答率94.9%)であった。交流の実感がある者は30.2%であり、交流した実感がある者の中で80.5%が交流して良かったと評価したことから、入院患者同士の交流によって患者が良い効果を得られることが明らかになった。交流の実感と交流による影響では、交流の実感あり群で、正の影響全15項目において中間値の3点以上を上回り有意差がみられた。交流の実感は、女性、大部屋、入院日数15日以上、また交流の自己評価における良否は、女性、入院日数15日以上で有意に高い結果であった。交流が良かったとの評価に関連していたのは、精神的支え「他の患者の言葉や態度に励まされた」、気分転換「他の患者と関わる中で楽しいと感じた」、離床時間の増加「他の患者さんと関わることで日中起きている時間が増えたことがある」、存在価値の実感「自分は何もできないと感じたことがある」であった。以上より、入院期間が短縮化されている総合病院の入院患者同士が、交流を実感できる働きかけ方を看護師が検討していく必要性が示された。(著者抄録)

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