2013年4月 - 2016年3月
質的リサーチ手法に基づく映像デザイン研究の体系化と深化に関する実証研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
社会学,人類学,民俗学等の学術領域に対する調査を経て,これらの分野の質的リサーチにおける映像利用を「記録・分析」時と「提示」時の段階に二分し,前者における特性を「1.記録者自身の,フィールドに対する『当事者意識』の醸成」,そして後者を「2.記録物がもたらす共感的情報のメディア上の再配置」と位置づけた。これらの概念をデザイン学における実証研究に必要な仮説的原則と位置づけ,アメリカとイギリスの先行事例の分析を実施し,「1」と「2」の作用の往還を担う映像が最終的に価値循環型デザインとして機能する構造を明らかにした上で,学会発表と実証研究としてフィールドワークに基づいた映像データベースの制作を行った。
- ID情報
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- 課題番号 : 25350007
この研究課題の成果一覧
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MISC
2-
日本デザイン学会研究発表大会概要集 63(63) 4-5 2016年7月
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日本映像学会第41回大会研究発表概要集 13 2015年5月
学術貢献活動
1-
企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等京都工芸繊維大学 フィールド&メディアデザイン研究会 (京都工芸繊維大学60周年記念館) 2015年1月30日