2019年4月 - 2022年3月
分枝鎖アミノ酸を併用した運動療法が回復期リハ病棟入棟患者の能力改善に及ぼす影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
我々はすでに虚弱高齢者の効率的な筋力増強の手法として分枝鎖アミノ酸(BCAA)と運動療法の併用効果に関する成果を報告している。この報告を土台として、回復期リハ病院に入院する患者に広く適応し、機能回復に寄与し得るのか明らかにすることを目的にBCAAを併用した運動療法の効果の実現可能性について研究を進めている。方法は、リハビリテーションの実施直後に1日1回、BCAAもしくはデンプンのいずれか片方を1か月間摂取し、次の1か月間は残りの片方を摂取する無作為クロスオーバー比較試験を行い、筋力、筋量、身体機能に対する併用療法の効果を検討している。
2020年度に実施した研究実績として、主たる研究として回復期リハ病院に入院している整形外科患者を対象にBCAAを併用した介入を2021年1月に予定患者数を満たしたため終了した。本件研究の前半部分を2021年4月にWCPT congress 2021 onlineにて発表予定となっている。現在、研究協力者とともに全体のデータ解析を実施中である。
副研究として行った、回復期リハ病院に入院している脳卒中患者を対象としたBCAAを朝食時もしくは午後のリハ直後のいずれかの摂取タイミングがより有効かについての研究は、2020年4月でデータ固定、論文の掲載が速やかに決まり、2020年6月にNutrients: IF=4.52に論文が掲載された。また、同論文に関連して、Elsevierから脳卒中患者のBCAA投与についてのBook Capterの執筆依頼があり、現在執筆中である。
2020年度に実施した研究実績として、主たる研究として回復期リハ病院に入院している整形外科患者を対象にBCAAを併用した介入を2021年1月に予定患者数を満たしたため終了した。本件研究の前半部分を2021年4月にWCPT congress 2021 onlineにて発表予定となっている。現在、研究協力者とともに全体のデータ解析を実施中である。
副研究として行った、回復期リハ病院に入院している脳卒中患者を対象としたBCAAを朝食時もしくは午後のリハ直後のいずれかの摂取タイミングがより有効かについての研究は、2020年4月でデータ固定、論文の掲載が速やかに決まり、2020年6月にNutrients: IF=4.52に論文が掲載された。また、同論文に関連して、Elsevierから脳卒中患者のBCAA投与についてのBook Capterの執筆依頼があり、現在執筆中である。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K20159
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
Health science reports 6(6) e1316 2023年6月 査読有り筆頭著者責任著者
MISC
3-
地域ケアリング 24(1) 40-43 2021年12月 招待有り筆頭著者
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World Physiotherapy Congress 2021 online PO-434 2021年4月 査読有り筆頭著者
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WCPT Congress 2019 Geneva- World Confederation for Physical Therapy PO-E-23-SAT1 2019年5月 査読有り筆頭著者