MISC

2012年10月

東海再処理施設におけるランダム査察導入後の施設者の経験

核物質管理学会(INMM)日本支部第33回年次大会論文集(インターネット)
  • 牧野 理沙
  • ,
  • 石山 港一
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  • 木村 隆志
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  • 山崎 勝幸
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  • 中村 仁宣
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  • 池田 敦司*
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  • 山口 勝弘*

開始ページ
9
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別

JNC-1サイト(東海再処理施設,MOX燃料施設等)への統合保障措置(IS)は、2008年8月に適用が開始された。これに伴い、核燃料物質の転用にかかわる抑止力を高める目的で、あらかじめ日程が設定された従来の中間在庫検認(IIV)から、短時間通告によるランダム査察(RII)への移行が行われた。東海再処理施設(再処理工場及びプルトニウム転換技術開発施設を含む)では、ISの要件を満足するため、リモートモニタリングを確立しRIIの円滑な導入に協力してきた。RIIの導入により、運転員の常時待機や短時間での在庫リストの申告の提出の必要性が生じたが、現在運転停止中の東海再処理施設では査察対応日数は従来のIIVに比べ約60\%に削減された。本発表では東海再処理施設におけるランダム査察導入後に得られた効果並びにキャンペーン中のRIIに関する今後の課題について、施設者の観点から報告を行う。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5038589

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