基本情報

所属
筑波大学 医学医療系 助教
学位
博士 (理学)(2020年6月 慶應義塾大学)
修士 (理学)(2017年3月 慶應義塾大学)

研究者番号
40882634
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0002-3958-5232
J-GLOBAL ID
202001004901874753
researchmap会員ID
R000003439

低分子化合物を用いて「オートファジー」と「加齢」について研究しています.

学部ではバイオインフォマティクス,大学院ではケミカルバイオロジーを学びました.その後,加齢研究で長い歴史を有する英国・Newcastle Universityにて約4年間,加齢の分子細胞生物学について研究しました.

2024年4月に筑波大学医学医療系の助教に着任し,これまでのバックグランドを統合的に運用しながら、「オートファジーの低下」と「加齢」が深く関与する「神経変性疾患の病態・治療法」を研究しています.

 

これまでの研究

・選択的オートファジーの分子機構、加齢・加齢性疾患における役割の研究

 オートファジー不全と細胞死連関の機構(Dev Cell, 2022; Cell Rep, 2023);

 ミトコンドリアの活性酸素を検知しマイトファジーを誘導する機構 (EMBO J, 2023) 

 マイトファジー低下ー細胞老化軸の発見と,これを改善する新規低分子の同定 (Dev Cell, 2024). など

  

・神経変性を伴うライソソーム病の病態・治療法研究

 C型ニーマンピック病におけるオートファジーー代謝連関改善化合物 (Cell Death Dis, 2024)

 異染性白質ジストロフィー(MLD) の病態因子同定と改善法開発 (bioRxiv, 2023) など

 

・神経保護活性を有する低分子化合物の探索とその作用機序解明

 新規オートファジー誘導剤: SMK17 (Autophagy, 2021); 新規KEAP1阻害剤: BRUP-1 (J Neurochem, 2020) など

 

査読者としての活動

グラント: JSPS Summer Programme Fellowship (Japan, 2024); Parkinson NL (Netherland, 2022)

論文誌:Redox Biol (2024c); Neural Regen Res (2024); Redox Biol (2024b); PNAS (2024); Redox Biol (2024a); Review Commons (2023); Sci Signal (2023); Curr Biol (2023); Sci Rep (2022)


主要な論文

  30

MISC

  1

講演・口頭発表等

  20

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  12