講演・口頭発表等

微生物分解作用に基づく燃料デブリ処理技術の研究開発

平成31年度日本原子力学会北関東支部若手研究者発表会
  • Liu J.
  • ,
  • 北垣 徹

開催年月日
2019年4月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東海
国・地域
日本

福島第一原子力発電所(1F)の事故対応において、高温になった燃料デブリの冷却を行うため、海水の注水が行われた。現在に至るまで、地下水や雨水による建屋内への水の流入が続いている。これらの水の注水/流入により、1F周辺環境中の微生物の炉内への侵入が予想される。これらの微生物の代謝活動は、炉内構造材の腐食や燃料デブリの分解などの原因となる可能性がある。燃料デブリ取り出し作業のため、将来燃料デブリ処理技術の開発においても、微生物による腐食・分解状況の把握が必要となる。本研究では、自然界に広く存在する細菌と模擬燃料デブリを混合培養することにより、デブリの酸化分解促進効果を実験的に観察した。また、分析結果に基づく分解メカニズムを推定した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5065556