武井 智彦

略歴：2002年京都大学総合人間学部卒業、2008年京都大学人間・環境学研究科博士課程修了、同年生理学研究所研究員、2009年国立精神・神経医療研究センター（NCNP）神経研究所研究員、2011年同室長、2014年Queen's University, Centre for Neuroscience Studies, Postdoctoral fellow、2018年京都大学白眉センター/医学研究科特定准教授、2021年玉川大学脳科学研究所准教授を経て、2024年4月より現職。

研究テーマ：「身体運動制御と運動障害の中枢神経メカニズム」
我々が行う円滑な身体運動がどのような中枢神経メカニズムによって実現しているのか、またこの中枢神経メカニズムが破綻した場合にどうして運動障害が起こってしまうのかを研究しています。手法としては、神経生理学な実験を主軸として、制御理論に基づく計算論モデルや人工神経ネットワークモデルを組み合わせることで、運動制御および運動障害が「どんな機能によって（what、計算論）」、「どのように(how、アルゴリズム)」、「どんな神経回路によって(where、ハードウェア)」生じているのかを包括的に明らかにすることを目指しています。