2010年7月
熱アシスト磁気記録における記録プロセスの検討(II)
信学技報
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- 巻
- MR2010
- 号
- 14
- 開始ページ
- 11
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- DOI
- 10.11485/itetr.34.26.0_11
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 映像情報メディア学会
書き込み後の冷却過程と,書き換えにおける隣接トラックの情報安定性を考慮して,熱アシスト磁気記録における媒体設計をシミュレーションした.(1)330Kにおける媒体の熱揺らぎ指標を60以上,(2)記録後の媒体の冷却速度を10K/nm以下,(3)隣接トラックの情報はヘッド磁界中で少なくとも330Kまでは保持されるという条件のもとで,媒体に必要な異方性エネルギーは1×10^7erg/cm^3程度となった.膜厚を厚くすると必要な異方性エネルギーは下がるが,キュリー温度も下げなければならない.隣接トラックにかかるヘッド磁界を減らすことができれば,必要な異方性エネルギーも下げることができる.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11485/itetr.34.26.0_11
- CiNii Articles ID : 130006087257