2009年
透磁率分布を考慮した静磁場補正
日本医用画像工学会大会予稿集(CD-ROM)
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- 巻
- 28th
- 号
- Suppl.
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 6
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本医用画像工学会
画像計測は広範囲の情報を一度に獲得可能などの利点から広く活用されている。生体を計測対象とした場合、MRI計測は、被曝の心配がなく、高解像度であるなどの利点を持っていることから、さまざまな計測に用いられる。MRI計測を行う場合、静磁場均一度は計測精度に影響する重要な因子である。しかしながら、静磁場均一度は計測対象の配置等によって低下してしまう。磁場強度とコイルによって生じる磁界には透磁率を比例定数とした比例関係にある。したがって計測対象配置後の静磁場補正を行う場合、透磁率の分布を考慮する必要がある。本研究では、MRI計測を用いて励起から受信までの時間であるTEを変えながら位相分布を獲得する。次に計測範囲全体に透磁率強調の磁界を追加し、再び位相分布を獲得する。磁界の変化に伴う位相変化量分布から、透磁率分布の獲得を目指した。本提案手法で計測領域内の透磁率分布が計測可能であることが明らかとなった。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0288-450X
- 医中誌Web ID : 2010012662
- J-Global ID : 200902263773238378