2006年
エンドユーザ開発組織による電子カルテ・データ再利用の取り組み
医療情報学連合大会論文集
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- 巻
- 26th
- 号
- 開始ページ
- 337
- 終了ページ
- 338
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本医療情報学会
大学病院では診療に関して蓄積されたデータから、診療や研究に役立つ情報を検索する要望が強い。京都大学医学部附属病院では、医療情報を長期に蓄積し、再利用できるシステムという位置づけで、臨床に常用するデータベースとは別のデータベースシステム(Open DB)を構築した。Open DBはリアルタイムでデータを蓄積し、日常業務に影響を与えずに情報検索を行うことができる。Open DBの最初の活用事例として、患者リストの取得を得意とするPatientViewerアプリケーションを導入した。その後、アプリケーション開発を行う有志の開発組織を作り、医療情報部を中心にして、検索のためのアプリケーション開発を行った。病名検索、カルテ文書テンプレート検索などニーズに合わせた機能の追加を行っている。ユーザーが自ら実データに触れながらアイデアを具体化できる利点は大きく、今後も継続的な発展が期待できる。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1347-8508
- eISSN : 2433-698X
- 医中誌Web ID : 2008096439
- J-Global ID : 200902296541424987