2008年10月
粘度調整食品ペクチン液と乳酸カルシウムによるミルクの粘度増加と重症心身障害児の胃食道逆流症の改善効果の検討
脳と発達
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- 巻
- 40
- 号
- 6
- 開始ページ
- 487
- 終了ページ
- 489
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11251/ojjscn1969.40.487
- 出版者・発行元
- (一社)日本小児神経学会
オストワルド粘度計を用いてミルクと粘度調整食品ペクチン液(REF-P1、商品名REF-P1)と乳酸カルシウムの混合液の粘度変化を調べた。混合液のカルシウム濃度に比例して、混合液の粘度は指数関数的に増加した。至適粘度を得るためのミルク、REF-P1、乳酸カルシウムの組成を求めることができた。胃食道逆流症を合併する重症心身障害児でミルクを主栄養源にしている乳児に対し、至適粘度を得られる組成でミルク、REF-P1、乳酸カルシウムの注入を試みたが、胃食道逆流症の症状改善を得られなかった。一方で粘度の低い組成での注入で胃食道逆流症に効果のあった症例も経験しており、REF-P1の有効性には粘度以外の要因も関係している可能性が示唆された。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11251/ojjscn1969.40.487
- ISSN : 0029-0831
- 医中誌Web ID : 2009038597
- CiNii Articles ID : 10024845805
- CiNii Books ID : AN0020232X