2018年4月 - 2021年3月
ヒト多能性幹細胞における分化偏向性の解消
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
多能性幹細胞(PSC)は全成体細胞に寄与する能力を保持しつつ、無限増殖も可能な細胞である。本研究ではin vivoにおける多能性細胞の挙動を模倣することで、ヒトPSCに見られる分化偏向性を排した、新規培養系の確立を試みた。目的のin vivo多能性細胞は着床直後に相当するため、scRNA-seqを用いたカニクイザル着床胚の形質解析とカニクイザルPSCを用いた培養条件の検討、そしてヒトPSCでの再現を目指した。この過程において、これまで不安定であったサルPSCの新規培養系の確立に至るとともに、意外にもscRNA-seq解析における普遍的な障壁を発見し、さらに解決策を見出した。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K14714
- 体系的課題番号 : JP18K14714
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
Stem cell reports 16(5) 1093-1103 2021年5月11日 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
講演・口頭発表等
2-
The 1st ASHBi SignAC international workshop 2021 2021年2月19日 招待有り
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第53回発生生物学会年会 2020年5月20日 招待有り