2021年9月
光音響イメージングによる脂肪率定量評価法の基礎的検討
電子情報通信学会技術研究報告(超音波)
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 121
- 号
- 182
- 開始ページ
- 18
- 終了ページ
- 22
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)電子情報通信学会
光音響イメージングによる脂肪肝の定量評価をめざし,模擬脂肪肝における光音響信号強度と脂肪率の関係を調査した.波長900nmおよび1210nmの2波長における信号強度比が脂肪率の上昇に伴って高くなることを確認した.この2波長の信号強度比を用いることで脂肪率が推定できることの可能性を実証した.また脂肪肝モデルマウスのex vivo実験において,光音響信号強度比により推定される脂肪率の値とHE染色における脂肪率は正の相関を持つことが明らかとなった.この結果より,光音響イメージングを用いて,初期脂肪肝の定量評価が行える可能性を実証した.(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 0913-5685
- eISSN : 2432-6380
- 医中誌Web ID : VB19260004