2020年
看護学専攻カリキュラムの評価と課題 : 3年間の学生評価の推移から
新潟大学保健学雑誌
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 17
- 号
- 1
- 開始ページ
- 17
- 終了ページ
- 26
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟大学医学部保健学科
本調査は、現行カリキュラムで教育を受けた3年間の卒業年次学生の看護学専攻のカリキュラム評価の推移と本学における物的・人的学習環境の評価を明らかにすることを目的とした。2015、2016、2017年度に卒業した4年生計226人を対象に自記式質問紙調査を実施し、回答が得られた197人(87.2%)を分析対象とした。調査内容は、学習目標の達成状況やカリキュラム、学習支援状況に関する学生の評価である。カリキュラム全体の充実度および学習目標の達成度は、「充実していた」、「できた」と回答した割合が、3ヵ年ともに8割を超え、学習支援については、7割以上が「充実していた」と回答した。自由記述からは、科目の開講時期調整の要望や、学習設備面の改善を期待する回答が多かった。本調査からは、現行カリキュラムの教育内容、教育体制については、概ね高い評価が示された。今後は調査結果に基づき、次期カリキュラム改正に向けて、より充実した看護基礎教育と学習支援体制が必要であることが示唆された。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 2188-4617
- 医中誌Web ID : U507530003