2007年7月
γ-Ca2SiO4を用い低温水熱合成したケイ酸カルシウム水和物硬化体の炭酸化反応
日本コンクリート工学協会コンクリート工学年次論文集
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- 巻
- 29
- 号
- 1
- 開始ページ
- 933
- 終了ページ
- 938
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本コンクリート工学協会
γ-Ca_2SiO_4(γ-C_2S)を混和し,有機繊維の利用が可能な150℃の水熱反応により合成したケイ酸カルシウム水和物の結晶性と炭酸化反応について検討を加えた。水粉体比が低下すると,またγ-C_2Sの混和量を増加させるとCO_2吸収量は著しく低下し,出発原料としてOPC:γ-C_2S:α-石英を質量比で1:4:5とした場合には炭酸化反応はほとんど進行しなかった。これは,γ-C_2Sが促進炭酸化養生中に反応し,その際生成する炭酸カルシウムがカルサイトやアラゴナイトと比較して密度の小さなバテライトであることにより,硬化体表面を緻密にするため,その後の炭酸化反応が抑制されると推定した
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1347-7560
- CiNii Articles ID : 110009696884
- CiNii Books ID : AA12600419