2016年9月
セメント系硬化体の等価回路モデルに及ぼす空隙構造および細孔溶液組成の影響
Cement Sci. and Concrete Tech.
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- 巻
- 70
- 号
- 1
- 開始ページ
- 185
- 終了ページ
- 192
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.14250/cement.70.185
- 出版者・発行元
- セメント協会
<p>電気化学的方法を用いた鋼材腐食の非破壊検査は、コンクリートの等価回路モデルを仮定する必要があるが、材料・配合と等価回路の関係は明らかになっていない。そこで種々の材料・配合のペースト供試体を用いて、空隙構造と細孔溶液組成が硬化体の等価回路の各成分に及ぼす影響を検討した。抽出した細孔溶液の電気抵抗率と、硬化体中における細孔溶液の電気抵抗率は異なり、その差異は空隙構造および細孔溶液組成によって評価できることが示唆された。電荷移動抵抗および電気二重層容量は液相-鉄筋界面の面積と細孔溶液組成の影響を受け、液相-鉄筋界面の面積を空隙構造から求めることで評価可能となることを示した。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14250/cement.70.185
- CiNii Articles ID : 130005519350