論文

査読有り
2020年7月

里帰り分娩終了後の産後サポート源の実態

小児保健研究
  • 古川亮子
  • ,
  • 西野友子

79
4
開始ページ
363
終了ページ
370
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
(公社)日本小児保健協会

本研究は,分離型里帰り分娩を行った夫婦が里帰り分娩後のサポートをどのようなサポー卜源から受けているか実態を明らかにし,その夫婦へのサポートについて検討することを目的とする。研究対象者は20歳以上の初産婦で分離型里帰り分娩を行う夫婦27組で,産後の里帰り分娩中・後(産後6か月,12か月)のサポート源について調べた。その結果,里帰り分娩開始時(妊娠中)に産後に期待するサポート数と里帰り分娩後(産後6か月,12か月)のサポート源の数を時期別に比較すると,夫のみ産後6か月のサポート源の数が産後12か月のサポート源の数よりも有意に多かった。里帰り分娩中の産後に期待するサポート源で多いものは実母だったが,里帰り分娩後は配偶者が最も多かった。里帰り分娩後に希望するサポート内容は,夫婦ともに「育児に関する施設・場」が最も多かった。里帰り分娩後もサポート源は親族であることがわかったが,主なサポート源は夫婦ともに配偶者となっており,医療者は里帰り分娩を終えた夫婦に専門職者として継続的に適切な援助を行いつつ,産後のサポートやサービスについての情報提供を行うことが重要である。(著者抄録)

リンク情報
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ID情報
  • ISSN : 0037-4113
  • eISSN : 2433-2046
  • 医中誌Web ID : 2020390238

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