2009年9月1日
タンパク質の構造を決める‐2 NMRによる生体高分子の解析手法の最近の進展 試験管から細胞内へ
化学と生物
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- 巻
- 47
- 号
- 9
- 開始ページ
- 638
- 終了ページ
- 643
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1271/kagakutoseibutsu.47.638
- 出版者・発行元
- Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
NMRは,溶液中の生体高分子について,(1)立体構造を決定できる,(2)生体高分子の化学構造・立体構造の変化や相互作用を解析しうる,(3)フォールド・アンフォールド過程を含む分子内部の様々なタイムスケールでの運動性や安定性を定量的に解析できる,といった特徴をもつ.これらはすべてアミノ酸残基・原子レベルでの情報取得が基になっており,生体高分子の物理化学的性質や分子認識の解析のためのきわめて多能な測定法であるといえる.NMRによる立体構造解析の方法論は,成書(1) などを参照していただくとして,本稿前半では,溶液NMRによる生体高分子の物性解析法について最近の動向を概説し,後半部分では,筆者らが提案している細胞内タンパク質の直接解析法について紹介する.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1271/kagakutoseibutsu.47.638
- ISSN : 0453-073X
- J-Global ID : 200902218584794698
- CiNii Articles ID : 10026436475
- CiNii Books ID : AN00037573