共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2023年3月

知の活用と探索に対する管理会計の役割の研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

課題番号
19H01550
体系的課題番号
JP19H01550
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
16,640,000円
(直接経費)
12,800,000円
(間接経費)
3,840,000円

第一の研究目的「3つの組織レベルの経験的研究」の顕著な成果を上げておきたい。学会報告として、個人と集団については小笠原が世界最高峰の米国会計学会管理会計部会で発表を行った。企業レベルでは、安酸は世界のトップ研究者のみが発表を許されるGlobal Management Accounting Research Symposiumで研究協力者のElla Mae Matsumuraウイスコンシン大学教授とともに発表を行った。河合は日本原価計算研究学会で発表した。また、第二の研究目的「知の活用と探索に対する管理会計の役割」の顕著な成果として、研究代表者および研究分担者の全員で、日本会計研究学会特別委員会の最終報告を行った。論文として、海外の査読付き雑誌に個人と集団、企業、企業間のレベルで各1本、国内の査読付き雑誌に企業レベルで2本が掲載された。主にこれらの論文は、本科研の以前よりデータ収集が行われており、その分析や執筆のフェーズで本科研の知見が反映されている。これ以外に、査読ではないものの、本年度に開始された研究として、個人と集団レベルでの創造性と管理会計の関係についての文献レビューが発表されている。本科研で今後実施が見込まれる経験的研究の理論的基礎を供することになるであろう。
実施計画は、本年度、順調に実施された。特に、無形財である知の測定と親和性の高い、非財務指標の問題に取り組んだ成果が生み出されている。さらに、上記の個人と集団レベルでの創造性と管理会計の関係についての文献レビューから抽出したリサーチクエスチョンの解明のために、同志社大学の実験室を利用した実験研究も実施された。次年度以降に向けた準備も概ね着実に実施されたが、新型コロナウイルスによる影響も出始めている。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H01550
ID情報
  • 課題番号 : 19H01550
  • 体系的課題番号 : JP19H01550

この研究課題の成果一覧

論文

  10

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  9