講演・口頭発表等

環境負荷物質の包括的動態予測システムSPEEDI-MPの開発,6; 結合モデルによる大気・陸域から海洋への物質移動計算

日本原子力学会2008年秋の大会
  • 小林 卓也
  • ,
  • 林 圭佐
  • ,
  • 外川 織彦

開催年月日
2008年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
香美
国・地域
日本

原子力緊急時対応システムとして開発したSPEEDI, WSPEEDIを発展させ、さまざまな環境研究に適用可能な数値環境システムSPEEDI-MPの開発を行っている。SPEEDI-MPに結合する海洋モデルPOM及び海洋拡散モデルSEA-GEARNを東海沖に適用するために、海表面沈着計算に対応させるためのコード改良及びPOMからSEA-GEARNへ流速値及び拡散係数の送信、大気拡散モデルGEARNからSEA-GEARNへ積算沈着濃度の送信、河川モデルRIVERSからSEA-GEARNへ河口における放出濃度の送信を行う通信機能を追加し、適用計算として久慈川,那珂川領域対象地域とした結合計算を実施した。結合計算の結果、大気に放出された物質の沈着による海表面への蓄積量、河口からの河川水とともに流出する溶存放射性核種濃度についてのモデル間データ交換が正常に行われ、大気・陸域から海洋への物質移動が連続的に計算できていることを確認した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5014450