その他

2005年4月 - 2005年4月

「老年病における発症メカニズムの解明及び統合医療を目指した予防・治療法の開発に関する研究」


現在、医療の現場では、ADの根本治療薬として、(1)末梢投与の可能な低分性物質で記憶障害改善作用、(2)脳コリン作動性神経の再生活性、(3)アミロイドbeta-ペプチドの蓄積・沈着抑制作用、(4)NGF様活性のこれら四つの条件を満たす化合物の発見が待望されている。このような条件を満たす物質としてnobiletinを世界で初めて発見することに成功し、ADの漢方治療への応用研究を平成17年度から3年間の国立長寿研究センターの長寿医療研究プロジェクトとして遂行中である。