2007年 - 2008年
気管支喘息治療におけるパラドックス解明のための基礎研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
我々は膜透過性cAMP誘導体およびPDE1阻害薬を使った実験から、cAMPは気管拡張反応を担う重要なセカンドメッセンジャーであるにも関わらず、収縮にも寄与しうることを明らかにした。このことは実は喘息治療薬のパラドックスとして知られている問題の根本には矛盾がないことを示している。今後はどのような条件/細胞内環境がcAMP 機能の切り替えを担っているのかを明らかにすることで、治療薬のより安全な使用方法が確立され得るものと期待される。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 19590055
- 体系的課題番号 : JP19590055