MISC

2020年

ICTを活用した文化交流型遠隔共同デザイン教育の検討

日本デザイン学会研究発表大会概要集
  • 伊藤 慎一郎
  • ,
  • 稲村 徳州
  • ,
  • 張 彦芳

67
開始ページ
396
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11247/jssd.67.0_396
出版者・発行元
一般社団法人 日本デザイン学会

近年、デザイン教育の国際化の進展とICT技術の発達により、国を越えた大学間で連携したデザイン教育の可能性が高まっている。本論では、世界5カ国で共同実施した持続可能な開発目標(SDGs)をテーマとする2週間の遠隔国際デザインワークショップを事例として報告し、考察を通じて文化交流型遠隔共同デザイン教育への要点をまとめることを試みる。事例となるワークショップは、日本、オランダ、イタリア、ウルグアイ、アメリカの大学が参加し、”Migration” 「国際移住」を国際共通課題とし、各地域の状況に合わせ文脈化された地域課題をテーマに「対話のきっかけとなるプロトタイプ」をデザインすることを目的に実施された。本ワークショップの構造分析からICTを活用した文化交流型遠隔共同デザイン教育の構成要素として課題、チーム、プロセス、ツールの4つが抽出された。MURALや特にビデオ会議ツールでのオンライン遠隔対話による文化・文脈交流、オンライン上での視覚化による文化・文脈交流、プロセスの記述による文化・文脈交流などを伴う共通のデザインプロセスを遠隔で実施することがより効果的な遠隔共同デザインが可能になることが示唆された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11247/jssd.67.0_396
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390848250138253440?lang=ja
ID情報
  • DOI : 10.11247/jssd.67.0_396
  • CiNii Articles ID : 130007891575
  • CiNii Research ID : 1390848250138253440

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