2007年1月
背部に生じた粘液線維肉腫myxofibrosarcomaの1例
診断病理
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- 巻
- 24
- 号
- 1
- 開始ページ
- 130
- 終了ページ
- 133
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本病理学会
症例は50代男性、右背部に生じたmyxofibrosarcoma(MFS)である。腫瘍は40×35×20mm大で被膜を有し、弾性軟、豊富な粘液状基質を有した。組織学的には好酸性の胞体を有する異型多核巨細胞、紡錘形細胞および円形細胞が混在し、細胞質にAlcian blue陽性の空胞を有する大型のpseudolipoblastが散見され、免疫組織化学的にS-100蛋白陰性であった。間質には網状に分岐する豊富な毛細血管を伴っていた。Ki-67(MIB-1)標識率は約50%であった。MFSを診断する際に、Alcian blue染色が鑑別診断に有用であった。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1345-6431
- 医中誌Web ID : 2007195451