2011年 - 2013年
脳科学と情報科学を融合させたBMI構築のための多チャネル脳波信号処理技術の革新
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本プロジェクトでは、人が音の空間性を認識するときの脳活動に着目し、基礎研究を行なうとともに、このような空間性を有する音の聴取時に観察される特徴ある脳活動を利用したブレインマシンインタフェースの開発を行なった。今年度は、空間聴覚刺激に対する事象関連電位の統計的特徴に基づいた電極と潜時の選択手法を提案し、識別率を向上させた。音の出力法の試みでは、スピーカによる実音源と仮想音源でP300反応に個人差があること、視覚刺激より振幅が小さいこと、頭部伝達関数を利用した空間聴覚刺激が後頭部にP300を誘発させることを確認した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23500202
- 体系的課題番号 : JP23500202